Enmeiji延命寺

延命寺 寺とパソコン

 

title 寺とパソコン

<VOL.76>

 

理想(?)のソフト


私はいろいろなソフトを買っては使いこなさずにハードディスクの肥やしにしている 、矛盾した希望を持っている。
「安く・簡単に」という希望はわがままに過ぎない が、い ろんなことが出来るソフトという希望とともに目的のことだけ出来るソフトという希望は両立が難しい。
最初は一つのことだけが出来るソフトでいいと思っているのだが、あれこれ希望を 加えると結局のところは肥大化したソフトを使ってしまったりする。
しかしこれは間違っている。利用者の希望をすべてかなえると、ソフトの点検が十分できなくて、欠陥を残したまま提供を始めたり、特定の機能だけ使いたい人には「おせっかいが過ぎる」と思われたりする。
本当は単機能を組み合わせて、各自が必要とする機能だけが使えるようになっていればいいのだが、残念ながらそういうソフトは見当たらない。
無いことはないのだろうが、見た目を変更できるものに乗り換えてしまったりする。最初は原稿を書くだけでいいのだからエディターを、と思ってもそのエディターすらワープロ並のことが出来るようになっていく。
縦書き・何字何行・印刷設定、これらもエディターで出来るようになってきた。
では高機能なはずのワープロは、というと返り点付きの漢文を書くのに一苦労をしなければならない。基本機能のままでも使えるし、後から付加機能を付け加えることの出来るワープロソフトもあるが、どうも付け加えてしまうと、次もその機能が使える状態で起動するようだ。
私の希望としてはたとえ付加機能を付け加えても、その機能を働かせない状態で使用できるソフトなのだが、多分「再起動」に類した事が必要になるだろう。
予定表もどの曜日の記入欄が広いことを望むかは人それぞれだ。
土日が休みの職場だけとは限らない。六曜なども特別な場合しか必要ではない。軽さをうたいものにしていたLinuxもウィンドウズとオフィスソフトの読み込み機能を追いかけているうちにどんどん肥大化してきた。私は特定ソフトの形式でデータを送るべきではないという主義なので、Linuxに対する興味が薄れてきた。
幸いそのことに対す反省も出てきたようだが、何年に1回使うか使わないかという機能まで組み込むことが、ソフトの進化であってはならない。


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